ここでは、外壁焼板の塗装工事についてご案内します。
下の写真のように日本建築のお家の外壁を焼板(杉板)で仕上げているお家は多いです。
最近の焼板(杉板)は最初から杉板に塗装を塗ってあり、お客様が何色の杉板をお家に使うか選べます。
ただ築後(張替後)5年もすると色落ちがはげしく、陽射しの強い壁面は元の色がわからない位色褪せします。
また、杉板が反り返って釘が抜けてきたりします。
焼板をもう一度貼りなおせばいいのですが、コストがかなりかかってしまいますよね。
そのため、焼板を専用塗料で塗り替えて張替のコストをおさえる方法をオススメします。
焼板塗装の塗料は沢山あります。
ホームセンターでも手に入りますが、安価なものは2〜3年で色が剥がれます。当社でオススメの塗料をいくつかピックアップしてみました。
オススメ ガードラックアクア(和信化学工業)
この塗料は塗り替えに使う木材保護塗料(防虫・防藻・防かび)としては最適と思います。
塗り替えにおいては、塗装そのものと同じくらいに、その塗装前の『下地処理』がとても大切です。
下地処理とは事前の”汚れ落とし”のことです。
これが不十分では、せっかく塗り替えてもキレイになりません。
中には洗浄、下地処理をきっちりしても取り切れない汚れもあります。(木材特有の黒いカビのようなもの)
でもガードラックアクアなら色付きがよく、取り切れない汚れも隠れます。
しかも木目もしっかり浮き出た仕上がりになります。(汚れを塗りつぶすというのではない)
しかも耐候性も強く、水系なのに溶剤系木部塗料を凌ぐといわれています。
この塗料について詳しくはコチラ
オススメ キシラデコール(日本エンバイロケミカルズ)
言わずと知れた有名な塗料です。40年以上の実績があり、防虫・防かび機能付きです。
色むらが出やすい下地は下塗り材が別途必要です。
よく吸い込みますので2~3回の塗り回数が必要です。
木部に染み込ませて塗る塗料なので耐候性は普通です。
溶剤系(油性)塗料ですのでニオイもします。
この塗料について詳しくはコチラ
焼板塗装の作業のながれ
竜王町Yさま邸(使用塗料:ガードラックアクア、カラー:ブラウン)
もともとのこげ茶色がかなり色あせしてます。
カビやコケもたくさん付着しています。
汚れ(コケ、カビ)がひどいのでこの上から塗装はできません。
最初に洗浄作業をします。
あく抜き剤であくを取り水道水で洗い流します。
この時、柔らかいブラシなどを使います。
汚れやコケが取れました。
この後1〜2日乾かします。
ガードラックアクアを塗っていきます。
刷毛塗りで細かい隙間もすべて塗りこんでいきます。
カタログには、1回塗りでOKと記載されていますが、弊社は2回塗りします。
木部の状態がよければ、1回塗りでOKの場合も確かにありますが、古い杉板は吸い込みムラがありますので、2回塗りは必ず行います。
木目も残り、いい感じに仕上がりました。
こちらのお宅は新築時にベンガラを塗っていたようです。
色が剥がれてますのでベンガラを塗り新築時に復元します。
完成です。
お客様が新築時のベンガラより少し明るめのお色を希望されました。
その他の焼板塗装写真
湖南市Tさま邸(使用塗料:ガードラックアクア、カラー:ブラウン)
甲賀市Oさま邸(使用塗料:ガードラックアクア、カラーブラック他)
甲賀市Iさま邸(使用塗料:ガードラックアクア、カラー:ブラウン)
湖南市Yさま邸(使用塗料:キシラデコール、カラー:ウォルナット)
甲賀市Fさま邸(使用塗料:ガードラックアクア、カラー:ブラウン)
近江八幡市Tさま邸(使用塗料:キシラデコール、カラー:ブラック)
その他施工事例
東近江市Tさま邸
ベニガラ塗装で柱・軒裏など。
ベニガラ塗装とガードラックアクア(チョコレート色)の使い分け。
東近江市Mさま邸
ガードラックアクアとベニガラです。
あく抜き洗浄後、ガードラックアクアを杉板目地に刷毛を取り、中塗り(1回目)
ガードラックアクア上塗り(2回目)です。
上塗り(2回目)塗装後に、1日置いて目視検査で吸い込みムラをタッチアップペイントして完了です。
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